搾乳室をご存じですか?
搾乳室は、出産された方が安心して職場復帰できる環境整備として事業所等における搾乳スペースの設置が必要とされています。また、公共施設においても外出時に利用できる場所として大切な場所になります。社会全体で搾乳に対する理解を広め、環境を整えていくことが重要です。
「 搾 乳 」 と は ?
「搾乳」とは、出産後の女性が母乳を自分で搾ることです。手で搾る方法と搾乳器を使用する方法があります。出産後は、授乳をしない間にも身体が母乳を作り続けるため、職場復帰などで授乳回数が減った場合、母乳が溜まって乳房が張ってくることがあります。 乳房の張りを放置した場合、「乳腺炎になり、痛みや熱が出ることがある」「母乳の量が 減ってしまう」といった可能性があります。
な ぜ 「 搾 乳 室 」 が 必 要 な の ?
出産後に職場復帰した女性の中には、職場に衛生的で落ち着いて搾乳できる場所がないこと や、時間的な余裕がないなどの理由で、搾乳を行うことができず、乳房の張りを解消できず 不安な状態で過ごし、体調を崩してしまう方がいます。 また、産後早期に職場復帰して母乳を続けたい女性もいます。搾乳室があれば、安心して復帰し、母乳を続けながら働くことができます。
宇土市役所本庁舎には、1階及び4階に授乳・搾乳室を設置しています。ぜひ、御活用ください。
【参考】厚生労働省ホームページ(職場に「搾乳室」を作りましょう!)