宇土市松山町にある宇城広域連合の施設(松山最終処分場)の監視井戸から有機フッ素化合物の「PFOS(ピーフォス)」及び「PFOA(ピーフォア)」が国の定める要監視項目指針値50ng/Lを超えて検出されたため、県において対象井戸から半径500m内の井戸の水質検査を行ったところ、指針値を超過する井戸があることが判明しました。
そこで、さらにこの井戸から半径500m内の井戸の水質検査を行ったところ、こちらでも指針値50ng/Lを超える値の井戸があることが判明しました。
指針値を超過した井戸水を利用している住民・事業所に対し、飲用を控えるよう説明を行っております。
これまでの対応状況
・1月17日に指針値超過の調査結果判明(最終処分場監視井戸)。
・1月22日までに関係地域(半径500m程度)の井戸水を利用している住民・事業所へ注意喚起(井戸水の検査で指針値以下が確定されるまで飲用を控えること)、 井戸水を採取し第1回追加調査を実施。
・1月29日に第1回追加調査結果の速報(暫定的な調査結果)が判明。1月31日までに調査結果を住民・事業所に周知し、その際、指針値超過の場合は飲用を控えることを説明するとともに、飲用水を配布。
・2月4日までに新たに超過がみつかった井戸の関係地域(半径500m程度)の井戸水を利用している住民・事業所へ注意喚起(井戸水の検査で指針値以下が確定されるまで飲用を控えること)、井戸水を採取し第2回追加調査を実施。
・2月10日に第2回追加調査結果の速報(暫定的な調査結果)が判明。2月12日までに調査結果を住民・事業所に周知し、その際、指針値超過の場合は飲用を控えることを説明するとともに、飲用水を配布。
今後の流れ
・第2回追加調査の結果による第3回追加調査については、本市は該当井戸がないため、調査はありません。
・指針値超過が確認された井戸水を使用している住民・利用者には、引き続き飲用水を配布します。
・なお、市による独自の地下水水質調査では、いずれの井戸からも有機フッ素化合物は検出されませんでした。