3年以上にもおよぶコロナ禍の生活がいま,大きく変わり始めようとしています。
コロナの感染症法上の分類が,この5月から季節性インフルエンザ等と同じ「5類」に引き下げられることが国において発表されました。これに先立ち,先月からは,感染対策として習慣化していた「マスク着用」の考え方が見直され,「原則,個人の主体的な選択を尊重し,着用は個人の判断に委ねる」とされました。とはいえ,3年に渡り着用し続けたマスクです。「外してもいい」といわれても手放しでは喜べない…そんな方も少なからずいらっしゃることでしょう。
そして,その理由は人それぞれです。マスク生活の中で出会った方の中には,マスクを外した顔を見たことも見せたこともない方もおられます。マスクなしでの対面には,気恥ずかしさや抵抗感があるかもしれません。そもそも感染のリスクがなくなったわけではなく,不安だと感じる方も多いと思います。「着けても外しても周囲からの視線が気になる」…そんな気持ちで“周りに合わせて決めたい”と思っている方もおられるでしょう。
コロナ禍当初,不当な差別や偏見,誹謗中傷など心ない言動に苦しめられた方がおられたことや,多くの人が誤った情報やデマに惑わされてしまったことは記憶に新しいところです。
コロナと共存する社会を実現するためには,一人ひとりがこれまで以上に多様性を認め合うことが大切です。マスクを「着用する人」と「外す人」とが共存する中で,人権への配慮に欠けた行動が繰り返されてはなりません。どうか,それぞれの価値観の違いを受け止め,心あるご対応をお願いします。
さて,新年度とともにスタートする2つの取組をご紹介します。
1つ目は,宇土市がどのような「まち」を目指すのか,その方向性をまとめた第6次宇土市総合計画の後期基本計画(計画期間は令和8年度までの4年間)がスタートします。変化する行政課題や社会動向を踏まえた施策を新たに加え,“輝くふるさと”の実現を目指してまいります。
2つ目は,組織の一部を見直し(※1)新体制での業務をスタートします。機能の充実・効率化を図ることで,より質の高い住民サービスの提供を目指してまいります。
そこで,皆さんにもお願いがあります。
市では,イベントや観光PRなど市の話題をタイムリーにお届けするため,SNS(※2)を利用した情報発信を行っています。なかでもLINEでは,行政サービスや制度の紹介,緊急を要するお知らせなど暮らしに欠かせない情報をいち早く発信しています。そのLINEの登録者数は現在2,700件程度です。もっと多くの方々に市の情報を届けたい,そして,受け取っていただきたいと思っています。
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(※1)詳細は,広報うと4月号4ページをご覧ください。
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