宇土八景

宇土八景一部の画像 


 

 上図は宇土八景の一部です。以下のリンクより、「宇土八景」の全容をご覧いただけます。

 辻 誠也氏による釈文・訳・解説もご覧いただけます。

【宇土市指定文化財】

作者

 宇土細川藩3代藩主 細川興生(おきなり)

解説

 江戸時代には、中国の「瀟湘(しょうしょう)八景」になぞらえて、各地で「〇〇八景」がつくられました。本図もその一つで「三宮夜雨」(瀟湘夜雨)、「轟山晩鐘」(遠寺晩鐘)、「山下落鴈」(平沙落雁)、「大曲帰帆」(遠浦帰帆)、「金峰晴嵐」(山市晴嵐)、「立丘秋月」(洞庭秋月)、「松橋夕照」(漁村夕照)、「阿蘇暮雪」(江天暮雪)と宇土周辺や宇土から望める景色を描き、それぞれに和歌を添えています。

 狩野派風の絵には「常雄図」の落款と「岡谷川」と読める朱印が押されていますが、詳細は不明です。  歌の作者は伝えられるとおり第三代宇土藩主興生(1699~1737)とみられます。

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