嘉永新川

嘉永新川

嘉永新川の画像

 


 


区分:


解説:緑川の下流、天明町川口字拾町(現熊本市川口町)から平木橋の下を通り、天明町川口字方丈(現熊本市川口町)にほぼ直線的に西下し、有明海河口に至る川で、現在は緑川本流となっています。

 旧緑川は、下流部で大きく湾曲しているために、洪水時には緑川の水はけが非常に悪く、大きな被害にみまわれていました。そこで文政9年(1826)から4年間、緑川大普請工事が行われましたが、それでも改善されませんでしたので、その対策として境川-新川をさらに深めて拡幅し、緑川として西下させ、有明海河口に注ぐというラインが造られました。これが着工時期にちなんで嘉永新川(現緑川)といわれる由縁となっています。

 さらに昭和になって緑川洪水防止策として、嘉永新川を緑川本流とすることとなり、嘉永新川の改修が進められました。なお、この川ができたことによって大きく湾曲していた旧緑川は、現在、浜戸川とよばれています。


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