椿原雨乞い太鼓踊り つばわらあまごいたいこおどり
区分
宇土市無形民俗文化財(昭和48.8.18)

解説
椿原地区では,3年に一度,田植えが終わって一段落した7月最後の土日に椿原八幡宮で,雨乞い太鼓奉納が行われます。
面径1.3メートル,胴長2メートル余ある大太鼓を30~40人ほどの男性が担いで,83段もある椿原八幡宮への階段を登ります。
境内では,大太鼓を御輿のように担いで練り歩き,勇壮な"ガブリ"も披露されます。これは太鼓を両側から大きく揺するものです。奉納された太鼓は交替で夜通し叩かれます。
また,太鼓のリズムに笛や鉦をあわせた「雨乞い」や「ねんねこ」と呼ばれる曲も披露され,女性たちの踊りがこれに華を添えます。
使用される大太鼓は,熊本県の有形民俗文化財に指定されており,通常は大太鼓収蔵館に保存・展示されています。
関連
雨乞い太鼓・椿原八幡宮
所在地
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