城二号墳 じょうにごうふん
区分
宇土市指定史跡(昭和42.5.30)
解説
本来は直径約20~25メートルほどの円墳と考えられますが、田平城跡の一角にあるため、墳丘の改変が著しく明確にはわかっていません。
本墳について最も重要だと考えられるのは、この古墳の石室が著しく古式の様相を備えているということであり、熊本県内だけでなく九州のなかでも最も早い時期に属する横穴式石室のひとつにあげられるという点です。
本古墳は九州、いいかえれば日本に横穴式石室が導入された4世紀末頃からさほど時間をおかない時期に採用された初期の横穴式石室であり、県内でも有数の古墳のひとつであるということは間違いありません。
関連
城一号墳・城二号墳出土品
所在地
より大きな地図でデジタルミュージアムを表示