ヤンボシ塚古墳 やんぼしづかこふん
区分
宇土市指定史跡(昭和63.9.6)
解説
外周直径約25ⅿの円墳です。
主体部は横穴式石室ですが、玄室石材の抜き取りをはじめとした玄室上部からの大がかりな破壊を受けており、早い段階に盗掘されたことは間違いありません。
この古墳の特色の1つに2種類の装飾が施されているということがあります。1つは直径12.7㎝の円文で、2ヶ所で確認され、もう1つは細い線刻によって描かれた船です。古墳内部に描かれた船としては最も古いものであり、帆柱状の立柱としても現段階では日本最古のものです。
石室内は盗掘を受けていたので、ほとんど副葬品は残っていませんでしたが、わずかに出土した遺物から考えると、築造時期は5世紀前半代と考えられます。
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所在地
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