雨乞い大太鼓 あまごいおおだいこ
区分:国重要有形民俗文化財(平成29.3.3指定)
すべてケヤキの木をくり抜いた一木造りで、大太鼓の両縁には木星(きぼし)と呼ばれる14面体の飾りがつけられており、古いものでは、走潟町平木地区の大太鼓に寛文13年(1673)6月2日の銘があります。
大太鼓のほとんどは雨乞いや虫追いなどの村の行事のために市内各地区の太鼓小屋において保管されていましたが、これらの行事は戦後次第に衰退し、大太鼓も神社や寺に放置されていたり、朽ち果てていました。しかし、昭和48年(1973)に椿原地区の大太鼓が修復され、活用されるようになったことをきっかけに、他の地区でも大太鼓再興の動きが起こり、平成元年~3年(1989~91)、ふるさと創生事業の一環として21基の皮の張り替えが行われ、それ以前から活用されたものも含めて26基が大太鼓収蔵館に展示されています。
平成29年(2017)3月3日に 「宇土の雨乞い大太鼓附関連資料」の名称で、国重要有形民俗文化財に指定されました。
関連
大太鼓収蔵館・椿原雨乞い太鼓踊り
宇土雨乞い大太鼓調査報告書(平成12年3月発行)PDFファイルのダウンロード
所在地
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