区分
解説
佐野山王祭礼
宇土市花園町の佐野山王神社に伝わり、700年の歴史を持つといわれている山王さん祭り(甘酒祭り)は、サルに扮した若者達が集落の山王神社に集い、「ホーライ、ホーライ」の掛け声をあげつつ甘酒の徳利を奪い合い、甘酒を振りかけ合いながら集落内を巡行し、最後に山上で空の徳利を投げ捨てるという祭礼です。
基本的には甘酒の徳利を神霊のこもる容器とみなし、水田の耕作に関わる神霊をヤマへ送る霜月(旧暦11月)の収穫儀礼です。
この祭りは、旧暦の11月の申(さる)の日に行われます。月に3回申の日がある年は中の申、月に2回申の日がある年は最初の申の日となります。
甘酒が振りかかった者は1年間無病息災で過ごせるといわれています。
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所在地
宇土市花園町