(1)5,4 + 3
(2)5 + 1,4
これは,宇土市で行っている標準学力調査の昨年度5年生の問題です。
全国の正答率は,(1)72,6% (2)88,4% だそうです。
誤答で多いのが計算間違いで,(1)5,7…21,6%,(2)1,9…8,1% だったそうです。
では,間違った子どもはどうして間違ったのでしょう?
まずは,計算をする前に「だいたいいくつになるのかな?」と考えていないだろうということです。5+3だったら8と分かるでしょう。自分が出した答えが5,7だったら「あれっ,おかしい!」と気づくはずです。これができていなかったと考えられます。
次に,問題をよく見ていない。数字そのものをよく見て計算しようとしていないことも考えられます。
さらに,位をそろえることが身についていないことが挙げられます。位をそろえて計算することは1年生の時から幾度となく学習してきたはずです。たぶん,筆算でやれば正解できたかもしれません。
私たち教師も毎日子どもたちと共に学習しますが,子どもたち毎日の授業のなかで,しっかり見ているか?しっかり考えているか?を見届けていかねばならないなぁと思います。
学校でも練習問題を繰り返しさせますが,ただ同じようなパターンで考えもせずに書いていくだけの練習問題は意味がないですね。漢字の書き取りなども同じことが言えます。
ちゃんと見て考えながらやってるか?も見ていかなければいけないなと思いました。「ちゃんと見ること,しっかり考えること」が当たり前になっているお子さんは,やはり学習の成果も上がりますね。
5年生のお子さんがいるご家庭で,この問題をさせてみてください。
お子さんが正解するといいですね。