市長だより(平成23年1月)

2011年01月01日

宇土市長 元松茂樹新年、明けましておめでとうございます。

市民の皆様方におかれましては、穏やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃から市政発展に多大なる御支援と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、私は昨年4月の市長就任以来、元気な宇土市をつくるため、全力で市政運営に取り組んでまいりましたが、昨今の経済情勢は景気の持ち直しの動きが鈍化しており、さらに円高、株安と環境の厳しさは増しております。その結果、依然として失業率は高く、有効求人倍率は低いという真冬のような厳しい状況が続いております。宇土市としては、長期的展望に立って、安定した雇用と地域活性化に取り組むことが急務だと考えております。

しかしながら、独自の財源が少ない宇土市にとっては、如何にして国や県の事業を数多く持ってくるかという短期的な取り組みも欠かせません。現代は自治体間競争の時代であり、他自治体と同じような動きをしていても、宇土市の事業は増やせません。まず取り組まなければならないのは、内部事務のスピードアップを図り、どんな事業にも即座に対応できるフットワークの良い組織体制を作ることであると考えております。このような意識のもと、22年度の国の緊急経済対策関連追加補正におきましては、積極的かつ迅速な事務対応によって相当規模の事業採択を受けることができました。これらの事業が宇土市の景気浮揚に少しでも貢献できることを願っております。

さて、昨年から準備を進めてまいりました第5次宇土市総合計画が、いよいよ4月からスタートします。計画づくりにあたっては、行政主導でつくるのではなく、白紙の状態でまちづくりに対する市民の皆様方の御意見や御要望をお聞きし、それを計画に反映させたいという強い思いがありました。そのため、7月から9月にかけて市内7地区で「まちづくり座談会」を各2回開催し、市民の皆様方の生の声を聞かせていただきました。そのほか、子どもアンケートや市民のハガキ等も実施し、多くの市民の皆様方の思いを汲み取る形で総合計画の根幹となる基本構想を定めております。さらに、基本構想には市内7地区の個性を活かしたまちづくりを展開するために、地域毎の基本構想も盛り込んでおります。

第5次宇土市総合計画では、これからのまちづくりの将来像を「みんなでつくろう元気な宇土市!」と定めており、本年はその初年度となりますので、宇土市の元気づくりのための第一歩となる各種施策を積極的に展開したいと考えております。

また、本年は来る3月12日に九州新幹線が全線開通いたします。この九州新幹線の全線開通は、定住人口と交流人口増加の絶好の機会です。このため、本市の豊かな自然やロマンある歴史、文化、利便性の高い立地等を積極的にPRすることで、交流人口を増加させることはもちろんのこと定住人口の増加を図っていきたいと考えております。

最後になりましたが、本年が皆さまにとって幸多き年となりますよう御祈念申し上げ、年頭の御挨拶とさせていただきます。

平成23年1月  宇土市長 元松 茂樹


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市長だより(平成22年10月)(サイト内リンク)
市長だより(平成22年5月)(サイト内リンク)

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