平成23年3月11日に発生しました東日本大震災において多くの方々の尊い命が失われたことに深い哀悼の意を捧げ、また被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
今回の震災は広域かつ甚大な災害であるとともに、これに起因する福島第一原発事故も加わった国家的危機となっています。
震災から1カ月が経ち、徐々に復興の兆しが見えつつありますが、現在も余震が続いており依然厳しい状況に変わりはありません。被災地の早期復旧・復興を切に願うとともに、宇土市としてもできる限り復旧・復興支援に協力する所存です。
季節は春を迎え、新しい年度がスタートしました。私も昨年4月の市長就任から早いもので一年が経過し、「人に元気を!・まちに元気を」をモットーにこれまで行政運営に努めてまいりました。
その中で私は、今日の行政運営には市民の皆様との対話が必要不可欠であると常々考え、市民の皆様の様々な意見や考えを対話を通し把握した上で、それを各種施策に反映させることが市民目線に立った、いわゆる市民本位の行政運営のあるべき姿だと考えております。
これまでも市民本位の行政運営に努めてまいりましたが、市民の皆様の声をさらに行政運営に反映させるべく、その総合的窓口としてこの4月に「まちづくり推進課」を新設いたしました。
課内には市民活動支援係と観光交流係の2係を設置し、市民活動支援係においては地域のまちづくり活動をサポートすることはもちろんのこと、市民の皆様の声を行政に届ける懸け橋となるべくその重要な役割をこれから担っていきます。
また観光交流係においても、この春全線開通した九州新幹線を好機とし、本市の観光資源を活かしながらこれまで以上に観光分野の施策を発展させ、交流人口及び定住人口の増加の起点となるよう、その役割を担っていく必要があると考えております。
さて昨年度から各分野における民間企業のノウハウを行政運営に取り入れるため、広報PRアドバイザーや企業誘致アドバイザーを選任してまいりましたが、この4月に農業分野においても新たに農業経営アドバイザーを選任することができました。
農業経営アドバイザーにはこれまで培われた経験を大いに活用していただき、農業分野における更なる発展に貢献していただけるものと期待しております。
最後になりましたが、昨年度から市民の皆様といっしょに準備を進めて参りました第5次宇土市総合計画がこの4月から本格的に始動します。
前述しましたとおり市民本位の行政運営を掲げ、総合計画で定めた本市の将来像「みんなでつくろう元気な宇土市」を目指し、「元気のある・住んでみたい・住み続けたい宇土市」の実現に向け、今後各種施策に積極的に取り組んでまいりますので、市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。
平成23年4月 宇土市長 元松 茂樹
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