市長だより(平成24年1月)

2012年01月01日

元松茂樹市長の写真新年明けましておめでとうございます。

市民の皆様には、平成24年の輝かしい新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。また、昨年中は市政発展に温かい御支援と御協力を賜り厚く御礼申し上げます。


東日本大震災

 昨年は、未曾有の被害をもたらした東日本大震災や台風による豪雨被害など自然の脅威を痛感した一年でした。宇土市では近年、天災による大きな被害は起きておりませんが、私たちの想像をはるかに超えた自然の猛威に、今後の防災危機管理の有り方を考えさせられました。また、一方では、被災された方々の復興への力強い歩みや全国各地からの数多くの温かい支援など、「人の強さ」や「支え合い」、「人と人との絆の大切さ」を実感した一年でもありました。被災された方々の日常が一日でも早く戻りますことを願うとともに、この出来事を忘れず、次の世代に伝えることが私たちの責務だと思います。

宇土市の一年を振り返って

 宇土市においては、県内の小学校では初となる県の「くまもとアートポリス事業」を活用し建設を進めておりました宇土・網津小学校の校舎が完成いたしました。両校舎とも従来のイメージにとらわれない機能をもった構造で、校舎全体が明るく開放的な雰囲気になっております。地域における人材育成と学習能力向上の一助を担うこの新たな学び舎で、子ども達には伸び伸びと育ってほしいと願っております。

 また、昨年10月には宇土市の礎を築いたキリシタン大名「小西行長公」を題材にしたドラマが放映されました。関ヶ原の戦いでの敗軍の将という今までのダーティーなイメージを払拭し、名君であった行長公の真の姿を世間に示すことができた良い機会でありました。さらに、公募で行長公をモチーフにした宇土市のマスコットキャラクター「うとん行長しゃん」を制作できたことも好材料であったと思います。今後は、「うとん行長しゃん」を活用した観光PRなどを積極的に展開してまいります。

 次に、経済・雇用対策につきましては、国や県の社会基盤整備事業や経済対策関連事業、緊急雇用創出事業等を活用し、精力的に取り組んでまいりました。その結果、市道や農業用水路等のインフラ整備は進みました。しかし、依然として地域経済の状況は厳しく、円高による企業業績の悪化や高い失業率など、景気の回復は足踏み状態が続いております。今後も引き続き社会情勢を的確に把握し、市民生活に必要な各種施策をスピーディーかつタイムリーに取り組んでまいります。

これからのまちづくり

 昔から人の交流が盛んになればなるほど、地域は活性化すると言われています。宇土市を飛躍させるためには、行政単体ではなく、地域や企業、団体との連携・交流を一層強化する必要があります。まちづくりの主人公は市民の皆様一人ひとりであり、皆様の知恵と力を集結させることで地域力が高まり、宇土市全体の元気に繋がるものと考えております。

 昨年4月にスタートしましたまちづくりの指針「第5次宇土市総合計画(愛称:元気プラン!)」が本年で2年目を迎えます。「みんなでつくろう元気な宇土市!」のスローガンのもと、これからも市民の皆様と共に新しい宇土市づくりに取り組んでまいりますので、本年も引き続き御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。

 結びに、新しい年が市民の皆様にとって希望に満ちた明るい年となりますよう心から祈念申し上げ、年頭にあたりましての御挨拶といたします。

平成24年1月 宇土市長 元松 茂樹


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市長だより(平成23年10月)(サイト内リンク)
市長だより(平成23年7月)(サイト内リンク)
市長だより(平成23年4月)(サイト内リンク)
市長だより(平成23年1月)(サイト内リンク)
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市長だより(平成22年5月)(サイト内リンク)

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