市長だより(平成24年4月)

2012年04月06日

元松市長の写真 昨年3月11日に発生した東日本大震災から1年が経ちました。死者・行方不明者数は1万9千人に上り、依然として34万人を超える方々が今もなお避難生活を強いられています。1年という節目を迎え、あらためてお亡くなりになられた方々に追悼の意を表しますとともに避難生活を余儀なくされている方々に心からお見舞い申し上げます。被災地の1日も早い復興を心からお祈り申し上げます。


新年度を迎えて

 新年度がスタートしました。この時期は、入学式や入社式、あるいは転勤などといった新たな旅立ちが始まる季節です。宇土市役所におきましても、昨年に続き第二弾の組織機構の見直しを行い、また新たなスタートを切りました。

 今回の見直しの一端を申しますと、まず、これまでパスポートの申請・交付は県の窓口まで行く必要がありましたが、4月からは市民課の窓口で行うことができるようになりました。また、これに関連して、国民年金に関する事務を市民課から保険課に移し、国民健康保険と国民年金の窓口を統合することとしました。その他にも、介護保険に関する事務を保険課から福祉課に移し、介護保険と高齢者福祉の窓口を統合するといった見直しを行っております。

 今回の見直しは、県からの事務権限移譲や窓口手続きにおける利便性向上といった観点を中心に行っており、これにより窓口サービスの向上に繋がることを期待しています。

 昨年度から段階的に組織機構の見直しを進めてきましたが、今後はさらに行政のスリム化を図りながら住民サービスの向上を目指し、組織機構全体の見直しを進めていきたいと考えています。

PR戦略強化

 さて、新年度を迎え、今年度の目標の一つを「PR戦略強化の年」といたしました。

 宇土市には、小西行長公などの歴史上の人物や船場川周辺などの歴史的価値のある文化施設を始め、自然景勝地の御輿来海岸、県アートポリス事業で建設した県内初の宇土小学校や網津小学校など数多くの資産があります。

 また、観光面はもとより、これまで固定資産税の減免制度や子育て支援策の充実など定住人口増加に向けた各種施策も実施してきました。

 こうした宇土市の独自の取組みを県内外に広くPRしていくこと、PR戦略強化こそが宇土市への理解を促し、ひいては定住・交流人口の増加に繋がるものと考えています。しかしながら、広報紙やホームページへの掲載など従来のPR方法では限界があります。どのようにしたらもっと多くの人に宇土市のことを知ってもらえるかを分析し、より効果的なPR方法を考えていかなければなりません。

 そのような中で、先日、PR戦略を展開する上での一つのヒントとなる出来事がありました。それは、市職員有志が制作した宇土市のPRコマーシャル(CM)がKABふるさとCM大賞で「銀賞」を筆頭に各賞を受賞したことです。昨年受賞した「金賞」に続き、銀賞を受賞した作品(CM)は今年も県内において無料で30本放送されます。これは、職員達が日常の業務から離れ、自主的に取り組んだ活動の一つではありますが、その効果は決して低くはないと考えています。

 受賞したCM作品のほかにも、今回応募した個性豊かなCM作品はすべて市ホームページに掲載していますので、是非市民の皆さまもご覧ください。

 宇土市で雇用している民間企業のノウハウを熟知した広報PRアドバイザーを活用しながら、今後はPR強化に向けたプロジェクトチームを立ち上げ、本格的な検討を始めたいと思います。

市民協働のまちづくり

 常日頃から市職員には、業務だけに留まらず地域活動等への積極的な参加を促してきました。市民本位の行政運営を掲げる中で、前述しました職員達の自主的な活動(CM制作)は大変意義があるものであり、またそれが宇土市のPRに繋がることを大変嬉しく感じています。

 「まちづくり」は「ひとづくり」からと言われます。住民一人ひとりのまちづくりへの機運が高まれば、やがてそれは地域へと波及します。市民協働のまちづくりを進めていく上で、地域と行政の連携は必要不可欠です。これからも地域と行政が協働したまちづくりを進めて参りますので、市民の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

平成24年4月 宇土市長 元松 茂樹


バックナンバー

市長だより(平成24年1月)(サイト内リンク)
市長だより(平成23年10月)(サイト内リンク)
市長だより(平成23年7月)(サイト内リンク)
市長だより(平成23年4月)(サイト内リンク)
市長だより(平成23年1月)(サイト内リンク)
市長だより(平成22年10月)(サイト内リンク)
市長だより(平成22年5月)(サイト内リンク)

この記事へのお問合せ

担当部署:宇土市役所 総務部 秘書政策課 秘書広報係

電話番号:0964-27-3300

お問合せフォーム