元樹だより　平成26年8月　「目標に向かって」

　世界中が熱狂の渦に巻き込まれたサッカーの祭典FIFAワールドカップ。我らが日本代表は、1分2敗の成績で1次予選敗退。試合後、多くの選手がピッチに倒れこみ、大粒の涙を流し「悔しい」と声を絞り出している姿が印象的でした。翌日の選手会見では、「これから、再び努力していきたい」という声が聞かれました。試合結果で、日本サッカーのこれまでの4年間は無駄だったかのような報道も見られましたが、本当にそうでしょうか。選手はもちろん日本サッカー全体が、この4年間、努力してきたことは間違いない事実。その努力に無駄はありません。目標を掲げ努力を続けて結果が出なかった時の悔しさは計り知れないものです。しかし、その悔しさをばねに再び目標に向かって頑張る。そんな姿勢が人を成長させると考えます。

　6月末に開催された宇城地区中体連大会では中学生が勝利を目指し必死に頑張る姿がありました。女子バレーボールの決勝は鶴城中VS砥用中。鶴城中は、優勝を目標に頑張ってきた選手の絶え間ない努力と保護者の熱い声援による後押しで、これまで一度も勝てなかった砥用中に3年生最後の大会で見事優勝することができたのです。選手はもちろん監督、保護者が全員一丸となって勝ち取った勝利ではないでしょうか。また、7月末に開催された県中体連大会で、鶴城中勢が団体で優勝2競技、準優勝4競技など大活躍しました。ここまで活躍できた背景にも、選手や関係者の並々ならぬ努力があったことでしょう。目標に向けて努力を続けることの大切さ、意義深さを強く感じた大会でした。

　宇土市の元気隊長うとん行長しゃんも頑張っています。

　7月12日から放送されているアサヒ十六茶のCM第3弾「夏編」に出演しています。このCMは、女優の新垣結衣さんと全国のご当地キャラクタ-が、楽しい歌とダンスで十六茶のイキイキ感を伝えることをコンセプトに作られ、行長しゃんは絶好のポジションでダンスをしています。ゆるキャラグランプリ優勝を目標に知名度向上のため、市内外に活動の場を広げ多くのイベントに参加してきました。きっと今回のCM出演は、地道な活動をしてきた行長しゃんの努力の賜物ではないでしょうか。行長しゃんが本市だけではなく、全国の皆さんに愛されるキャラクタ-になることを期待します。

平成26年8月　宇土市長　元松　茂樹

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